
Elementor を使用していると再現できないデザインに悩むことがあると思います…
そこで本記事では、Elementor で自由なデザインを再現する方法をご紹介します!
本記事を見ることで、Elementorでは設定できないデザインを実現することができます。
※HTML/CSSの基本的な知識が必要になります。
「Simple CSS」
Elementorで作成したサイトにCSSを導入することで、自由なデザインのサイトを作成することができます。
ElementorにCSSを導入するには、「Simple CSS」プラグインを使用することがおすすめです。このプラグインを使えば、CSSを簡単に導入することができるだけでなく、CSSを1つの場所で管理できます。本記事では、Simple CSSの使い方も合わせて解説していきます。
まず、WordPressの管理画面から、「Simple CSS」をインストールします。インストールが完了したら、有効化します。

プラグインがインストールされたら、WordPressの管理画面の「外観」から「Simple CSS」を選択します。ここで、CSSのコードを追加することができます。

次からは実際にCSSを使用した例を元に、実装方法を解説していきます!
CSSを適用してみる
今回はCSSを適用する例として、ボタンを固定幅に設定するデザインを実装していきます。
Elementorで使用するボタンウィジェットは、スタイルの編集では固定幅を指定することができません。そのため、独自にCSSを適応する必要があります。
ウィジェットにクラスを追加する
ボタンにCSSを適応させるために、ボタンウィジェットにクラスを追加します。
ボタンウィジェットの「高度な設定」から「CSS クラス」を選択し、任意のクラス名(例:btn)を指定します。

クラスを指定したら、「更新」ボタンを選択して、ダッシュボードに戻ります。
CSSコードを追加する
CSS クラスを付与したウィジェットに対して、CSSコードを追加していきます。
「Simple CSS」を開き、コード記述部分に追加したクラス名を使用してスタイルを定義します。
例えば、先ほどのボタンの固定幅を500pxに設定するためには以下のコードを追加します。
.btn a {
width: 500px;
}
コードを追加したら、「Save CSS」ボタンを選択して、導入が完了です!
CSS クラスを追加したボタンウィジェットを確認すると、幅が変化していることが確認できます。
以上で基本的な使い方は確認できました。次は、CSSの書き方について解説していきます!
CSSの書き方
ここからは、開発者ツールを使用してCSSを書く方法を解説していきます!
(※ここからはHTML/CSSの基本的な知識が必要です。)
開発者ツールを開く
※開発者ツールはWindowsのGoogle Chromeの場合を解説しています。
Elementor の編集画面を開き、左下の「変更をプレビュー」ボタンを選択します。
プレビュー画面を開いたら、Google Chromeの右上の「3点リーダーアイコン(⋮)」から、[その他のツール] > [デベロッパーツール]をクリックします。
開発者ツールでは、スタイルを確認しながらCSSを設定することができます。
では、CSSを設定していきましょう!
開発者ツール内で「Ctrl」+「F」を押して、検索バーを開き、クラス名を入れて「Enter」を押してボタンウィジェットを検索します。
次に、検索したボタンウィジェットにCSSを設定していきます。
開発者ツールの「Styles」の「+」ボタンをクリックすると、新たにCSSを追加することができます。ここに、以下のコードを記載してみます。
.btn-2 {
width: 500px;
}
しかし、これではボタンの幅が変化しないため、CSSが間違っていることが分かります。
では、CSS クラス(.btn-2)の中の要素にCSSを適用するために、以下のコードを記載してみます。
.btn-2 a {
width: 500px;
}

ボタンの幅が変化しました!追加するCSSが分かったので、上記コードを「Simple CSS」に追加します。
このようにして、追加するべきCSSを確認し、CSSを追加することで、自由なデザインのサイトを作成することができます。
以上が、「Simple CSS」プラグインをElementorで使用する方法です。「Simple CSS」プラグインを使用してCSSを追加することで、独自のスタイルを再現することができます!
Elementorに「JavaScript」を追加する方法も以下で解説しています!